訪れる理由
橋の歴史 600年以上、ロンドン橋に最も近い橋はロンドン南西部のキングストン・アポン・テムズ(キングストン)に掛けられたものだった。ウェストミンスターに橋を架ける計画は1664年に提案されたが、シティ・オブ・ロンドン自治体や船頭たちの反対に遭った。1722年にも建設に対する反対意見が出されたが、1729年にはパトニーに新しい木製の橋・パトニー橋が掛けられ、この後1736年にウェストミンスター橋建設を議会が許可した。建設資金は個人資産や宝くじ、譲与金などで賄われ、1739年から1750年にかけて建設された。橋のデザインはスイス人建築家・Charles Labelyeが行った。
見どころ
- 2000年の映画『102』では、クルエラ・ド・ヴィルがビッグ・ベンの鐘を聞いて元の悪女に戻ってしまうシーンがあり、彼女は橋の上で白地に黒い斑点の入ったもの(ダルメシアンの模様である)をいくつも見ることとなる。
- ジェームズ・ボンドシリーズ第24作の映画『007 スペクター』(2015年)では、ブロフェルド操縦するヘリコプターがこの橋に墜落し、彼はこの橋の上で確保される。
- ポップ・カルチャーでの利用 2002年に英国で制作されたホラー映画『28日後...』では、昏睡状態から目覚めた主人公がロンドンの荒廃に気付き、不気味なほど人気の無いウェストミンスター橋を、生存者がいないか探しながらさまよい歩くシーンがある。
詳しい物語
橋は主に緑色で塗られているが、これは庶民院の座席と同じ色である。庶民院は、国会議事堂として使われているウェストミンスター宮殿の中で、この橋に近い北側に位置している。反対に、橋から南側にあるランベス橋は赤く塗られているが、これは宮殿南側に位置している貴族院の座席と同じ色である。 2005年から2007年にかけて全面改修工事が行われ、鉄製の鼻隠の交換や、橋全体の再塗装が行われた。橋の西側の袂にはウェストミンスター宮殿やビッグ・ベンが存在する。また東側にはロンドン・カウンティ・ホールや観覧車・ロンドン・アイもあり、この場所はロンドンマラソン創始期にはゴール地点として用いられていた。 下流・北側にはハンガーフォード橋・ゴールデン・ジュビリー橋、上流・南側にはランベス橋がある。ウェストミンスター橋自体は1981年に、グレードII* の指定建築物 に指定されている。 シティ・オブ・ロンドンはウェストミンスター橋建設に対応し、1760年から1763年にかけて、ロンドン橋周辺の建物を除いて拡幅する工事を実施した。シティはブラックフライアーズ橋の建築も開始し、この橋は1769年に開通した。他にも、キュー橋(1759年)、バタシー橋(1773年)、リッチモンド橋(1777年)などがこの時期に掛けられている。 この橋は、ウェスト・エンドから南ロンドンやサウス・コースト港へ向かう交通の手段として、必要とされていたものだった。この橋が無ければ、ウェスト・エンドからの運送は、混雑したストランド街やニュー・オックスフォード街などを通って、ロンドン橋に向かわなくてはならなかった。川の南側の道も同時に発展し、その中にはサザークのエレファント・アンド・キャッスルの交差点なども含まれていた。 19世紀中程までには、橋はひどく傷んでしまい、維持費も高額になっていた。現在の橋はトーマス・ペイジが設計し、1862年5月24日に開通したものである。長さ250メートル (820 ft)・幅26メートル (85 ft)で、7つのアーチと細かな鉄細工が特徴のこの橋は、ウェストミンスター宮殿の設計者でもあったチャールズ・バリーによってゴシック風細工が施されている。現在では、セントラル・ロンドンを流れるテムズ川に掛かる最も古い橋となっている。 ロンドンで開かれる歴史あるランニング・レース、ブリッジズ・ハンディキャップ・レースでは、この橋がスタート・ゴール地点になる。 ウェストミンスター橋は、『空飛ぶモンティ・パイソン』でも用いられた。第4シリーズ第4話(通算第43話)の『ハムレット』で演じられるスケッチ、『ネイション・ワイド』に橋が登場する。これは、当時BBCで放送されていた時事番組『ネイションワイド』のパロディである。リポーターのジョン・ダル(演:グレアム・チャップマン)は橋の上に送り込まれ、「椅子に座ったまま、何分間脚を休めていられるか」調査する。調査中のダルの元へ、マイケル・ペイリン演じる警官が現れ、椅子を没収して、道向かいにいる女性(女装したテリー・ジョーンズ)から盗んだものだろうと難癖を付ける。その後警官は、道を渡り女性の持っていた椅子を奪ってリポーターの横に座り、手近な通行人から弁当など様々なものを公然と盗み取るというスケッチである。 映画『クイーン・オブ・ザ・ヴァンパイア』の最終シーンでは、ジェシー(演:マーガリート・モロー)と吸血鬼レスタト(演:スチュアート・タウンゼント)が、ビッグ・ベンに向かって橋を渡るシーンがある。
次の訪問
推定 · 入力された想定と目安です。リアルタイムの開館、天気、待ち時間、予約サービスではありません。
屋外見学 · 22–45 分
移動、十分な見学時間、5分の余裕を含みます。
